棟板金が飛ぶ前に|厚木市で強風被害が多い屋根の点検ポイント

「台風や強風のあと、屋根は大丈夫だろうか…」
実はこの不安、棟板金(むねばんきん)が原因のことが少なくありません。

棟板金は、屋根の一番高い部分に取り付けられている金属部材で、
強風被害でもっともトラブルが起きやすい箇所のひとつです。

この記事では、

  • 棟板金とは何か
  • なぜ強風で飛びやすいのか
  • 厚木市で被害が多い理由
  • 飛ぶ前に確認したい点検ポイント

を、専門業者の視点でわかりやすく解説します。

この記事の監修者

和田工務店 一級建築士(第381914号)

和田 裕太朗 / Yutaro Wada

・2011年東京理科大学学工学部第二部建築学科卒業
・2012年大工育成塾入塾
・2014年大工育成塾卒塾
・2020年度(2021年)一級建築士取得
・2021年度(2022年)一級建築施工管理技士取得


棟板金とは?屋根のどの部分?

棟板金は、屋根面と屋根面が合わさる頂点(棟)を覆う金属カバーです。
雨の侵入を防ぎ、屋根全体を守る重要な役割を持っています。

一方で、

  • 風を最も受けやすい
  • 釘やビスで固定されている

という構造上、経年劣化や強風で外れやすい弱点があります。


なぜ棟板金は強風で飛びやすいのか?

① 固定釘(ビス)の緩み

多くの棟板金は、下地の貫板(ぬきいた)に釘やビスで固定されています。
しかし、

  • 風による振動
  • 温度変化による伸縮

を繰り返すことで、徐々に固定力が弱まっていきます。


② 貫板(下地)の劣化

貫板は木材が使われているケースが多く、

  • 雨水の侵入
  • 湿気

によって腐食すると、釘が効かなくなり、
棟板金が浮いた状態になります。


③ 施工から10年以上経過している

築年数が経つほど、

  • 釘が浮く
  • 金属が変形する

といった劣化が進行し、強風時に一気に飛ばされるリスクが高まります。


厚木市で棟板金トラブルが多い理由

厚木市は、

  • 台風の通過ルートになりやすい
  • 強風・突風が発生しやすい
  • 夏冬の寒暖差が大きい

といった特徴があります。

そのため、

  • 「台風のあとに棟板金が浮いていた」
  • 「近所で屋根材が飛んだ」

といった相談が毎年のように発生しています。


棟板金が飛ぶ前に確認したい点検ポイント

① 棟板金が浮いていないか

地上から見て、

  • 棟部分に隙間が見える
  • 影ができている

場合は、すでに浮き始めている可能性があります。


② 釘やビスの抜け・浮き

  • 釘頭が見えている
  • 以前よりガタついている

これも危険サインです。


③ 屋根から異音がする

強風時に、

  • バタバタ音
  • カタカタ音

がする場合、棟板金が風で動いている可能性があります。


棟板金を放置するとどうなる?

  • 強風で板金が飛散
  • 雨漏りの発生
  • 飛散物による近隣被害

特に、第三者被害につながる可能性がある点は見逃せません。

「飛んでから直す」より、
飛ぶ前に点検・補修する方が、費用もリスクも小さく済みます。


厚木市での棟板金の対処方法

軽度|ビス増し締め・補強

  • 浮きが軽度
  • 下地がまだ健全

この場合、固定強化のみで対応可能です。


中度|棟板金の一部交換

  • 板金の変形
  • 釘穴の拡大

がある場合は、部分交換が必要です。


重度|貫板交換+棟板金交換

  • 下地が腐食
  • 築15年以上

この場合は、下地からしっかり直すことで、再発防止につながります。


点検・修理で失敗しないための注意点

  • 屋根に無断で上る業者には注意
  • 「今すぐ全部交換」と言われたら要確認
  • 写真で状態説明があるかをチェック

屋根は見えない場所だからこそ、説明の丁寧さが重要です。


まとめ|棟板金は“被害が出る前”の点検が重要

棟板金は、
屋根トラブルの入口になりやすい部位です。

  • 早期なら簡単な補修で済む
  • 放置すると飛散・雨漏り・近隣被害につながる

というケースは少なくありません。外装技建では、
必要な補修だけを正直にご提案し、無理な工事は行いません。
強風が多い季節の前に、一度点検しておくことをおすすめします。

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