厚木市で外壁塗装を検討していると、「屋根もそろそろ気になるし、同時にやった方が得なの?」と迷う方は多いです。
結論からいうと、外壁工事のタイミングで屋根も一緒に検討すること自体は、足場を1回にまとめやすいので費用面でも段取り面でもメリットが出やすいです。
ただし、ここで大事なのは「屋根も一緒にやる=屋根塗装をする」と決め打ちしないことです。
屋根は状態によって、塗装よりも屋根カバー工法や葺き替えの方が、結果的に費用対効果が高くなるケースがあります。
つまり、厚木市で外壁と屋根を同時に考えるときは、「屋根塗装セットで得かどうか」ではなく、「足場を活かして屋根の最適な工法まで一緒に決める」と考えるのが失敗しにくい進め方です。
この記事では、厚木市で外壁塗装を検討している方向けに、同時施工の費用差の考え方、足場代の見方、見積り比較で確認したいポイントをわかりやすく整理します。

この記事の監修者
和田工務店 一級建築士(第381914号)
和田 裕太朗 / Yutaro Wada
・2011年東京理科大学学工学部第二部建築学科卒業
・2012年大工育成塾入塾
・2014年大工育成塾卒塾
・2020年度(2021年)一級建築士取得
・2021年度(2022年)一級建築施工管理技士取得
同時施工がお得と言われる理由

外壁工事と屋根工事を別々に行う場合、どちらでも足場が必要になることが多いです。
そのため、時期を分けると足場設置・解体、メッシュシート、養生などの関連費用が2回発生しやすくなります。
一方、同時施工なら足場を1回で済ませやすく、工程もまとめやすいため、トータル費用を抑えやすいというのが基本的な考え方です。
ここでのポイントは、「同時施工のメリットは屋根塗装に限らず、屋根カバー工法や葺き替えを選ぶ場合でも活かしやすい」という点です。
屋根の工法が塗装以外になっても、足場を1回で共有できるメリットは残ります。
同時施工と別施工の費用差はどこで出る?
「同時施工=必ず大幅に安い」というより、差が出やすいのは主に次の部分です。
・足場設置/解体
・飛散防止メッシュシート
・養生の一部
・現場管理や段取りの一部
・工期の重複部分
逆に、外壁・屋根それぞれの工事内容そのものは必要です。
塗料代、下地補修、屋根材の更新費用などは、同時施工にしても基本的にはかかります。
つまり、同時施工で節約しやすいのは「共通で発生する費用」であって、工事の中身まで不要になるわけではありません。
だからこそ、屋根は「塗装なら安いから正解」とは限らず、工法の選び方の方が長期的な費用差を左右することがあります。
足場代はどのくらい影響する?見積りで見るべき考え方
外壁と屋根を別々に行うと、足場関連が2回分になりやすいため、ここが同時施工の大きな比較ポイントになります。
ただし、見積りを見るときは単に「足場代が安いかどうか」だけでは不十分です。次の点を合わせて確認すると判断しやすくなります。
・足場設置解体の数量(㎡)
・メッシュシートが含まれているか
・養生がどこまで含まれるか
・高圧洗浄や付帯部塗装の範囲がそろっているか
・屋根工事が塗装以外(カバー・葺き替え)でも足場共用の前提になっているか
足場代だけを切り出して比較すると、他の項目に振り替えられているケースもあるため、総額と内訳の両方を見るのが大切です。
同時施工が向いているケース
次のようなケースは、外壁と屋根を同時に検討しやすいです。
ここでいう「同時」は、屋根塗装に限らず、屋根カバーや葺き替えも含めた意味です。
外壁と屋根の劣化時期が近い
外壁も屋根も、同じ時期に色あせ・防水性低下・汚れの定着が進んでいるなら、まとめて工事する方が段取りが良いです。
近いうちに屋根工事も必要になりそう
今は外壁だけでも、1〜3年以内に屋根工事が必要になりそうなら、足場を2回組む可能性があります。
その場合は、今回まとめた方がトータル費用を抑えやすいことがあります。
工期をできるだけまとめたい
工事期間や近隣対応を1回にまとめたい場合、同時施工は相性が良いです。
在宅対応の負担も減らしやすくなります。
色や外観の統一感を重視したい
外壁だけ先に工事すると、後から屋根とのバランスが気になることがあります。
同時施工なら、外観全体の方向性を一度に決めやすいです。
屋根は「塗装ありき」で考えない方がよいケース

ここが今回いちばん大事なポイントです。
外壁と同時施工を考えるとき、屋根をすぐ「塗装」で見積もってしまうと、かえって費用対効果が下がることがあります。
屋根材の傷みが進んでいる
・割れ
・反り
・欠け
・浮き
・雨漏り歴がある
・下地の傷みが疑われる
このような状態では、塗装して見た目を整えても、屋根材や下地の問題が残ることがあります。
その場合は、屋根カバー工法や葺き替えの方が、長期的には合理的なケースがあります。
塗装しても次の工事までの期間が短くなりそう
屋根の状態によっては、今回塗装しても数年後にカバーや葺き替えが必要になる可能性があります。
その場合、塗装費用が「つなぎの出費」になりやすく、結果として費用対効果が下がることがあります。
将来の住み方を考えると、耐久性を優先したい
今後10年、15年、20年と住み続ける前提なら、初期費用だけでなく次回工事までの期間も含めて判断した方が良いです。
屋根カバーや葺き替えは初期費用は上がりやすい一方、屋根の状態次第では長期的な安心感や再工事の回数低減につながることがあります。
同時施工が必ずしも向かないケース
一方で、次のようなケースでは別施工の方が現実的なこともあります。
屋根がまだ十分健全で、時期が大きくずれている
屋根の状態が良好で、点検でも急ぎでないなら、外壁だけ先に行う方が合理的なケースがあります。
予算配分を分けたい
今年は外壁、数年後に屋根というように、資金計画を分けたい場合は無理に同時施工にしなくてもよいです。
ただし、その場合は将来の足場再設置コストを見込んでおくと判断しやすくなります。
屋根工事の方針がまだ決まっていない
屋根が塗装でよいのか、カバー工法が向くのか、葺き替えが必要なのかが未整理のまま「セットで安いから」で進めると判断を誤りやすくなります。
この場合は、屋根の工法選定を先に整理した方が安心です。
厚木市での見積り比較で見るべきポイント

厚木市で同時施工の見積りを比較するときは、「セットで安いか」ではなく、同条件で比較できているかを確認するのが重要です。
特に今回のテーマでは、屋根を塗装だけで比較していないかを確認することがポイントになります。
1) 外壁と屋根の範囲がそろっているか
会社によって、どこまで含めるかが違います。
確認したい項目
・外壁工事の面積(㎡)
・屋根工事の面積(㎡)
・付帯部(雨樋、破風、軒天、水切りなど)の範囲
・シーリング工事の範囲
2) 屋根工事の「工法」が比較されているか
ここを見ないと、費用対効果の比較になりません。
確認したい項目
・屋根塗装
・屋根カバー工法
・葺き替え
・それぞれを提案する理由(屋根材の状態、耐用年数の考え方)
「外壁+屋根塗装セット」しか提案がない場合は、屋根の状態によっては比較不足の可能性があります。
3) 足場関連が何を含んでいるか
同時施工の比較では特に重要です。
確認したい項目
・足場設置解体
・メッシュシート
・養生
・足場面積の算出根拠
・屋根工法が変わっても足場共用できる範囲
4) 外壁・屋根それぞれの仕様が明記されているか
塗装の場合は、仕様の明記がないと比較しにくくなります。
確認したい項目
・メーカー名
・製品名
・下塗り/中塗り/上塗りの構成
・塗布回数
・屋根と外壁で塗料をどう分けるか
屋根がカバー工法や葺き替えの場合は、使用する屋根材、ルーフィング、板金納まりの内容まで確認できると安心です。
5) 追加費用の条件が書かれているか
同時施工は工事範囲が広い分、追加の可能性が出る項目も増えます。
確認したい項目
・下地補修の追加条件
・シーリング数量増の扱い
・屋根下地の追加補修が必要になった場合の扱い
・追加時は事前に書面確認するか
見積りの見方でよくある勘違い
「セット割引があるから一番お得」とすぐ判断する
セット割引があっても、工程や範囲が不足していれば単純比較はできません。
まずは内訳を確認して、同条件で比較することが大切です。
「屋根は塗装が一番安いから正解」と思い込む
初期費用だけ見れば塗装が安く見えることはあります。
ただし、屋根材の状態によっては、カバー工法や葺き替えの方が長期的な費用対効果が良い場合があります。
屋根の工法を見ないまま、外壁のついでで決める
屋根は、見た目よりも下地状態や雨漏り歴の影響が大きい部分です。
「外壁のついで」ではなく、「足場を活かして屋根の最適工法も一緒に決める」と考えると判断しやすくなります。
厚木市で不安なときに相談できる窓口
見積り比較や契約内容に不安があるときは、契約前でも相談できます。
厚木市消費生活センターでは、契約トラブルなど消費生活に関する相談を受け付けています。相談専用ダイヤルは 046-294-5800、受付時間は平日9:30〜16:00です。
「同時施工を強く勧められているが妥当か不安」「屋根塗装しか提案されていないが他の選択肢はないのか」といった段階でも、早めに相談しておくと判断しやすくなります。
よくある質問
外壁と屋根は同時施工の方が必ず安い?
必ずとは限りませんが、足場や養生などを1回にまとめやすいため、別々に行うより費用を抑えやすいケースが多いです。
ただし、屋根の工法が塗装以外になる場合は比較条件が変わります。
屋根はとりあえず塗装しておけばよい?
屋根材や下地の状態によります。
状態によっては、塗装より屋根カバー工法や葺き替えの方が、結果的に費用対効果が良いケースがあります。
見積り比較は何社くらい取ればいい?
一般的には2〜3社で比較すると、価格だけでなく内訳や説明の差も見えやすくなります。
同条件で依頼して、足場・工法・工程・付帯部の範囲をそろえて比較するのがポイントです。
【まとめ】厚木市で外壁と屋根を同時に考えるなら、「屋根塗装」ではなく「屋根の最適工法」まで比較するのがポイント
厚木市で外壁塗装を検討する際、屋根も時期が近いなら同時施工は有力な選択肢です。足場や養生を1回にまとめやすく、費用と工期の両面でメリットが出やすいからです。
ただし、そこで屋根を塗装前提で決めてしまうと、屋根の状態によっては費用対効果が下がることがあります。
大切なのは、外壁と屋根を同時に考えるときほど、屋根塗装・屋根カバー工法・葺き替えを比較して、屋根に合う工法を選ぶことです。
判断のポイント
・屋根の劣化状態に対して、塗装が本当に適切か
・足場関連の費用を1回にまとめられるか
・見積りの範囲(外壁、屋根、付帯部)がそろっているか
・屋根工法ごとの仕様と追加費用条件が明確か
このあたりを見積りで確認すると、「セットでお得と言われたから契約した」ではなく、納得して判断しやすくなります。

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